やどかり祭について


筑波大学は、全国どころか、世界中から学生が集まってきます。そしてここ、つくばの地に宿を借りる・・・。
やどかり祭は、「宿舎祭」とは名がついていますが、地元を離れ、つくば市に宿を借りた学生全員によって作られる祭です。
日頃お世話になっている地元の方々に楽しんでいただき、たくましい筑波生の姿を見てもらうために。新しく集まってきた新入生に、やどかり学生仲間になってもらうために。私たちは、この祭を大切に、華やかに作っています。
また、学生だけの力ではなく、本当に沢山の方の力がこの祭を支えてくれています。祭を作るまでに生まれるさまざまな交流も、この祭の大きな意義だと感じます。


やどかり祭の歴史


いまや、ショッピング街も出来、つくばエクスプレスも開通したつくば市。
しかし大学設立当時は何もない土地。若い学生の楽しみといえば、友人と酒を酌み交わすことぐらいしかありませんでした。
そんな七夕の日。何かやってやろう!と、29人の学生が「七夕祭」を開催。模擬店を出し、踊りを踊りました。本当にささやかな祭でしたが、夏の始まりの夜、筑波大生はここに集ったのです。親元を離れ、娯楽をうまく見つけられなかった、そんな学生たちは、どんな顔で、思いで踊っていたのでしょう…。
第4回から、名前は「宿舎祭」に。現在、祭のフィナーレを飾る「やどかり音頭」も始まります。参加団体も、学内、学外ともに増え、今年で第35回になります。


やどかり音頭


やどかり祭のフィナーレを飾る、「やどかり音頭」。
盆踊りの要領で輪になって踊るのですが、輪というよりは流れるプールをイメージしていただくとより近いと思います。
やどかり音頭は整列して振り付けをただこなす盆踊りではありません。周りの人と笑い、叫び、目を合わせたり体当たりしながら「一緒に踊る」音頭です。友達と一緒にでもよいですが、せっかくだから知らない人とも踊ってみては?
人と人とをつなぐこのやどかり音頭は、たくさんの人が力を合わせて作る祭、やどかり祭にふさわしく、象徴的な音頭なのです。
一緒に踊れば分かります。一緒に踊らなかったら”本当に分かる”ことはできないでしょう。
せーの、ちょちょんがちょん!!


支援金について


私たち筑波大学宿舎祭実行委員会は、企画・運営はもちろん、祭に必要な資金集めも実行委員の手で行っています。この運営資金は、実行委員内資金、紫峰会からの援助金、および、筑波大学近隣の商店や会社からの支援金によって賄われています。
 やどかり祭は、実行委員は学生だけであるものの、このようにたくさんの援助があって初めて成り立っています。このような状態であることが、学生のわがままであることは十分に承知しているつもりです。それでもご支援いただいた皆様を落胆させないためにも、このやどかり祭の価値を最大限に発揮できるように、精一杯の努力を見せていきたいと思っていますので、ご声援の程よろしくお願いします。また、ご協力により私達を支えてくださっている方々にこの場を借りて、改めて御礼申し上げます。

トップページ
宿舎祭情報
inserted by FC2 system